創立100周年にあたって

代表取締役 朝倉久也

当社のオリジナルは、大正2年12月に創業された森合名会社でありますが、この会社は3年後に解散となり、その後帝国窯業株式会社が設立されましたがこれも翌年解散、そして大正6年(1917年)11月11日に第2次帝国窯業株式会社として再発足、これが弊社創立の日となっております。


当地備前では、三石でろう石原料が多量に産出されたことと、日本6古窯のひとつである備前焼の長い歴史があったことによって、日本の近代産業勃興・発展の歴史の中で、耐火煉瓦製造業が大きく発展いたしました。当社設立の大正初期は、第1次世界大戦下で日本からの耐火煉瓦輸出が大きく拡大していた時代で、設立直後の当社もこの流れに乗り、翌大正7年には隣接企業を買収し工場を拡張、従業員数70名弱と当時としてはかなりの規模の煉瓦製造会社に成長していきました。


しかしながらこの好景気は長くは続かず、戦後恐慌、関東大震災恐慌、そして世界大恐慌と苦しい時代が続き、1936年(昭和11年)には当社は品川白煉瓦株式会社の関連会社となり、現在に至っております。


第2次大戦後は生産量が著しく減少し、石灰石の焼成や赤煉瓦の製造で何とか糊口を凌ぐ日々が続きましたが、その後セメント用煉瓦や鉄鋼造塊用煉瓦の製造が伸び、生産は何とか回復しました。


不定形耐火物の製造は、1970年にキャスタブル、1980年にモルタル、1982年にはプレキャストブロックを開始、一方製鋼工程連続化で造塊用煉瓦需要が大きく減少したことを受け1984年に煉瓦製造を中止し、その後は不定形耐火物専業メーカーとなっております。 また1997年には、新規事業として主に電機メーカー向け無機耐熱塗料及び接着剤の製造を開始しています。


そして本年11月11日、創立100周年を迎えます。


現在IoT化やAI活用が想像を絶するスピードで進んでおり、次の100年がどのような時代となっていくのかは全く予見出来ませんが、当社は今後も耐火物の品質向上と価値の増大に愚直に努力を続けていき、基礎製造産業を支え続けてまいりたいと思っています。 これからも絶大なるご支援を賜りたく、どうぞ宜しくお願い申し上げます。